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存在感の魅力

日本では、中世頃になると武士がおもに駐在するための城が生まれました。
その頃は、主君である武家や豪族については城のある場所とは別のところに居住していました。
それが戦国時代になると、主君も城内で生活をするようになりました。

また、家臣たちも城の中に屋敷を与えられるようになり、家族やお世話をする女性も居住しだしました。
そして、戦国末期になると城下町が形成されるようになりました。
江戸時代までには数万もの城があったのですが、その後に一国一城令が出されたために、城の数は減りました。

現代の人がイメージする城ができたのは室町時代の末期以降とされています。
たとえば、織田信長による安土城や岐阜城が有名です。
その後、豊臣秀吉による大阪城や伏見城が築かれたことにより、現在まで残るような日本の城の形式が完成します。

城の出入口は虎口と呼ばれます。
大抵の場合は曲げられて造られているのですが、これは敵の侵入に備えるためです。
堀には橋がかけられており、必要があれば城内と城外を遮断することができます。

城を取り囲むようにして塀があり、矢や弾丸などを射出するための小窓は狭間といいます。
物見台や防衛、倉庫のための建物は櫓です。
城の象徴となるのは天守であり、最終防衛拠点と位置づけられています。

このような基本的な構造は日本各地の城で共通しているのですが、細かい部分については異なることがあります。
それがそれぞれの城の個性を生み出すことになっており、魅力となっています。

城の魅力

日本の城にはどのような魅力が存在しているのでしょうか。
まずは大きな存在感があるところに魅力を感じる方が多いです。
元々、城というのはその地域のシンボルであり、城主の威厳を示すためのものでもありました。

城というのは、庶民にとっては別世界のような場所であり、特別なものとして捉えられていたのです。
今でも観光客として城を見物すれば、当時の人達と同じような気持ちになることができるでしょう。
単純に建築としても美しく、威容を放っています。

いわゆる城のイメージを代表するものは天守閣でしょう。
現在までに残っている天守は12あります。
犬山城や姫路城、松江城、丸亀城など一部の城しか完全な状態で残されてはいないので、ぜひとも観光に行ってみましょう。

また、天守を復元する活動は盛んに行われており、当時の記録や遺構などを参考にしながら復元されている城があります。
ただし、建築基準法による規制を受けてしまうため、外観のみの復元となったケースもあります。

城は建物自体が美しいだけではなく、多くの場合城から周辺の街や美しい自然を見渡せるようになっています。
多くの城では天守閣まで登れるようになっているため、まるで自分が城主になったかのような気持ちになれるでしょう。