茶道

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千利休の功績

茶道は古くから存在している日本の伝統であり、お茶を楽しむために行われるものです。
茶道には色々な流派が存在しており、それぞれ異なったマナーや作法が存在しています。
茶道を知る上で欠かせない存在となっているのが千利休です。

日本でお茶を飲む習慣が誕生したのは平安時代の頃とされています。
遣唐使によって日本へと伝えられました。
この時のお茶は現在の茶道で伝えられている抹茶ではなく、烏龍茶のようなものであったとされています。

また、お茶を楽しむというよりも薬として飲むという方法が一般的でした。
そのため、喫茶という習慣が根付くことはなくいったん廃れてしまったのですが、鎌倉時代に抹茶が日本へと持ち込まれたことにより、お茶を飲む習慣が普及しました。
室町時代になるとお茶の銘柄を言い当てるという闘茶が流行るようになりました。

そして、現在の茶道の祖となるものを千利休が生み出しました。
千利休は茶の湯を61歳になってから始めました。
その10年後には豊臣秀吉に切腹を命じられてしまうのですが、この10年間で茶の湯を完成させたのです。

千利休の編み出した茶の湯は侘茶というものです。
これは無駄を一切排除して、使われる道具も自分で作ったものを用いて、高価なものを使わなかったという点に特徴があります。
千利休はまた草庵茶室を創出しました。

自然な採光ができるように計算された茶室であり、とても狭くてお茶を飲むためだけの空間であることが特徴となっています。
茶室には露地と呼ばれる庭園が付随します。
これは茶を楽しむために訪れた客人をもてなすためのものであり、これにより茶室に入ってから、帰るまでのすべての工程を芸術的に充実したものにしたのです。

茶道の魅力とは

茶道では抹茶をいただくことになります。
また、お茶だけではなく菓子も提供されます。
菓子をいただくことにより口の中が甘くなり、それを抹茶によってスッキリさせることができます。

茶道で用いられる抹茶には濃茶と薄茶の二種類があり、それぞれ口当たりが異なります。
茶道の菓子としては、四季を感じさせてくれて、お茶の味を引き立ててくれるものが出されます。
口の中に入れた時にとろけるような感触があり、ほんのり香りを感じさせるような菓子が選ばれます。

このように抹茶と菓子を味わうのですが、その時には厳格に決められた作法にしたがうことになります。
それにより、ひとつの厳粛とした落ち着いた空間と雰囲気を創出することができるため、そこにいる人達は単に味を楽しむだけではなく、精神的に豊かな経験をすることができるのです。

茶道というのは客人をおもてなしすることが重要であり、実際に愉快な言葉を交わすわけではないのですが、静かな空間の中で相手と心で通じ合うことができます。
他人に対するおもいやりや尊重の気持ちを持つことができます。
それぞれに色々な魅力を感じているために、茶道を続けている人がいるのです。

侘び寂びの世界だと表現されることが多いですが、そんな言葉に還元できるようなもの以上のことをお茶の世界を通して理解できるでしょう。