芸術

歴史を経て形成されるもの

どのような国にも芸術は存在しています。
多くの国では元々芸術というのは宗教性の高いものであり、神に捧げる意味を込めて作られていました。
あるいは神への信仰心を保つためのものとして芸術作品が作られていた時代もあります。

そんな中で、芸術がやがてその目的から離れて、独立して価値を持つようになっていきました。
現在では、芸術作品というのは人間の心を豊かにしてくれるものとして定着しています。
特に絵画の世界は芸術の中でも歴史が深く、世界各国に独自のものが成立しています。

日本においては、中国から絵画が輸入されていた歴史があります。
その理由として、日本から最も近い先進国が中国であり、当時中国では色々な文化が日本以上に発達していたからです。
中国から日本へと渡った絵画は唐絵と呼ばれていました。

日本の芸術として有名なものに浮世絵と水墨画があります。
これらは中国からの影響によって成立してきたものであり、現在では日本独自の要素が多分に盛り込まれるようになっています。
今でも、日本の絵画を愛好している方は日本に限らず世界中に存在しています。

日本の浮世絵や水墨画に影響を受けたという世界的に有名な絵師もいるぐらいです。
海外の芸術を理解する上でも、日本の独自の絵画の歴史や技法を理解することはとても重要です。

浮世絵と水墨画

水墨画は上記のように中国から伝来してきたものであり、やがて日本独自の文化や流派が誕生するようになりました。
つまり、中国の文化と日本の文化とが融合して出来上がったのが水墨画というわけです。
最初は中国のものを模写していただけだったのが、日本のオリジナルへと発展していきました。

日本の芸術や文化の中にはこのような歴史を経て形成されてきたものが少なくありません。
一方、浮世絵というのは江戸時代に発達した版画絵のことです。
浮世というのは、元々は憂世であり、つらくてはかない世間、移り変わりやすい世の中という意味です。

それが江戸時代という平和な世の中になり、憂世がしだいに浮世とされるようになりました。
このような歴史から、浮世というのは現代風、あるいは当世風という意味を持ちました。
つまり、浮世絵というのは当時の現代、つまり江戸時代の日常的な様子を描いたものなのです。

浮世絵はゴッホも愛したとされています。
また、当時の風俗を調べる上でとても重要な資料的価値もあります。
そのような浮世絵は現代の人にとっても心に触れるものがあり、当時の世間の様子を眺めながら感動することができるでしょう。

当サイトでは、このような日本の芸術を代表する浮世絵と水墨画の解説を行っています。
これまでにこれらの芸術に関してほとんど知識を持っていなかった方のための記事となっています。